座談会のご紹介
TMS-NCU 複眼的に安保法制を考える名市大院生有志の会です。
私たちは、学習会の後に座談会と称して
学習会で学んだこと分らなかったことなどを
参加者間で話し合い、深めていく時間をもっています。
堅苦しいものではなく、お菓子を食べながら気軽に意見や質問を言い合える
楽しい時間です。次回第3回学習会の後13:00からも
1時間程度の座談会を予定しています。
座談会って何???というご質問も多いので
前回の学習会の後に行った座談会の様子を
少しだけご紹介します。
第2回学習会「国際情勢から安保関連法案を考える」(8月15日)
・・・第2部座談会・・・
A:結局、安倍政権が「軍事同盟国益主義」を進めているのはなんでなんだろう?
B:まず、安倍政権自体が「集団的自衛権」に対する認識が間違っていると思う。
「集団的自衛権」と「集団安全保障」の違いが分かっていないと思うな。
*註
「集団的自衛権」同盟関係にある他国が武力攻撃を受けた時に、
その武力攻撃を自国の安全に対する脅威とみなして、実力で阻止する権利。
「集団安全保障」対立関係にある国家をも含めて、
関係国すべてがその体制に参加し、相互に武力によって攻撃しないことを約束し、
違反国には集団で対処し、相互に平和のために安全を保障すること。
(『政治・経済用語集』山川出版社より)
A:“普通の中流国”でいいと思うけどな~
C:現状の“恩恵”は見えないからではないでしょうか?
ちなみに、「コスモポリタン平和主義」についてが、
まだ理解しきれていないな~?
*註:
縦軸に「非軍事・軍事」、横軸に「国益・地球的価値」を置いた
四象限グラフのうち、右上に位置する「非軍事・地球的価値」をもとめる立場
・「軍事・地球的価値」=コスモポリタン戦争、
・現在の安倍政権は「軍事・国益地球的価値(中間)」=軍事同盟国益主義
(第2回学習会 講演資料より)
D:う~ん、それは…完全に軍事力をなくす、という場合だけを指すのではなく、
極力軍事力に頼らない在り方を世界に広げていく過程も指しているのではないかな?
それでさ、これまでの「国益」重視の考え方が「地球的価値」重視に
移行していく、ことについてはどう考える??
A:(どんな立場であれ)その流れは止められないのでは?
これだけ何に関してもグローバルな展開が進んでいっていると・・・
D:じゃあ、「人道的介入」についてはどう??「人道的介入」によっては起こる問題は多そうだけど・・・
C:そうだよね。自分たちの正義で介入した後はどうなるのか、
どうするのかって言う問題もあると思う。
その後も、世界が共同して、紛争地域の平和を守り続ける??
B:国連が今以上に「公的正義」に向かってい進む体制になっていけば
いいと思うんだけどね。
今の状態では「コスモポリタン平和主義」の実現可能性はまだ低いような気がするな。
E:「地球的価値」とは何?誰が決めるの?
D:人権でしょう。
B:そこから派生するものも含まれると思うな。
A:少し話題が変わるけど、今の安保法案をめぐる動きについてはどう思う?
こういった若者の動きは近年にはなかったと思う。
B:この動きは法案がどうなろうと、経験として今後や未来の行動に
つながる経験になったと思う・・・
***いかがでしたでしょうか?座談会の雰囲気を掴んで頂けたでしょうか。
学部生・院生・社会人など多様な人々による率直な座談会でした。
また次回が楽しみです。
日にち:2015年9月12日(土)
第1部:10時~12時
テーマ:「沖縄から安保を考える」
講師:阪井芳貴先生(名古屋市立大学教授)
第2部:13時~14時
場所:名古屋市立大学山の畑キャンパス1号館409(予定)
参加希望の方は、メールで申込みをお願いいたします。
tmsncu@gmail.com 竹内まで
皆様のご参加、お待ちしています。