「憲法って何だろう」リレーキャンペーン*Acurahさん
憲法を
鋤(すき)や鍬(くわ)に例えたらどうだろう
国とは耕せど耕せど石ころが出てくる
荒れた畑のようなもの
鋤や鍬は土に空気や栄養をすき込む
きちんと耕したら 作物の収量も味も増すように
憲法は国に人権をすき込んで
私たちの生活を豊かにする
鋤や鍬を使わずに放っておくと錆びる
うっちゃられた土地には雑草が生い茂り
再び耕作するには途方もない手間が掛かる
憲法も使わないと死文化する 埃がつもる
国はもはや無法地帯と成り果て
建て直しには途方もない労力が要る
壊すのは簡単で 直すのは難しい
鋤や鍬は唐土からもたらされ
再び舶来の技術で鉄器となった
憲法は改正前はドイツに学び
世界大戦の反省と 長い年月に蓄積された理想から
今の憲法に生まれ変わった
鋤や鍬が交通から生まれ
その歴史を一つの土地だけでは語れないように
一つの国家の中だけで完結する憲法は
立憲主義を満たすことができない
周りに住む人や未来に生きる人と
幸せを分かち合うために耕す道具
鋤や鍬のようなもの
それが憲法
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次は越の国から、むらたさんにバトンを渡します。